ナイトネットワーク


ナイトの利きパターン化 」 でイメージトレーニングすれば各位置のナイトの利きは素早く
イメージできるようになっていくでしょう。しかしナイトに関してそれだけではまだ不十分に感じます。

各位置でのナイトの利きをパターン化するだけではなく、典型的なナイトの利きのパターンを覚えてしまい、頭の中にナイトの利きのネットワークを構築しようというのが今回の主旨です。順を追って述べていきます。



a1 にナイトがある時 b3 と c2 に利きがありますがそれは分かりきったことなので、a1 におけるナイトの利きをイメージするだけに留まらず、つながりのある利きをイメージしていきます。

上図では a1 - c1 - b3 - a5 - c5 5つの利きが1つのパターンで、この5つのマスのどこにナイトがあってもこの5マスがすぐイメージできるようにします。

この5つのマスのパターンは3つのフォークパターンが含まれてます。ナイトが b3 にあると
a1 と c1 の駒へフォーク、a1 と a5 の駒へフォーク、a1 と c5 の駒へフォーク、の3パターンです。

上図は縦方向の5マスパターンで、5マスのイメージでやめず、さらに縦方向へと続く b7 までイメージします。

Na1 から始め、この縦5マスのパターンを64マスのどの位置にナイトがあってもイメージできるようにしていきます。下図は参考イメージです。








5マスパターンは横方向もあるので、横方向もイメージします。


どの位置のナイトであっても、まずその位置でのナイトの利きをイメージし、その後 縦5マスのイメージ、横5マスのイメージをしていきます。時間はかかりますが、これらを全てのマスにおいておこなっていくと、どの位置にナイトがあっても利きをイメージすることは容易になります。1日で行わず、数日間かけて行ったり、ちょっとした空き時間に行うと良いでしょう。

さらに下記のように斜め方向の利きパターンも同時に行います。




これは a1 - b3 - c2 - d4 のように4マスがパターンになります。 a1 にナイトがある時すぐに
斜め方向となるこの4マスをパターンとしてイメージします。この4マスには2つのフォークパターンが含まれます。 a1 にナイトがある時 b3 と c2 の駒へフォーク、c2 にナイトがある時 a1 と d4 の駒へフォーク、の2パターンです。

a1 - b3 - c2 - d4 どのマスにナイトがあってもすぐこの4マスがイメージできるようにしましょう。難しくはないですね。斜め方向は4マスを基本として、さらに斜め方向へ続く、e6 - f5 - g7 までイメージしましょう。以下、参考イメージです。





斜め方向へイメージしていくことは縦横へイメージしていくより難しいですが、イメージしづらいということは改善の必要があるということになります。


ナイトフォークは6パターンあるのでもう1つパターンがあります。以下、そのパターンについてイメージしていきます。


上図の赤線で囲ってある 2 x 4 マスが1つのパターンになり、2 x 4 マスの角から角へは
2手でいけるというものです。まずこのことを覚えてしまいます。その上で 2 x 4 マスの角から角へどのマスを経由するかをイメージします。上図では Ng4 → f2 → h1 のイメージです。

この 2 x 4 マスのパターンは同じ位置のナイトに対していくつか考えられるので、それらを全てイメージしていくことは時間がかかりますが、斜め方向のイメージと同様にイメージしづらいので丁寧に行なっていきましょう。以下、参考イメージです。 



上図はナイトが g4 にある時、e3 と h2 を経由して f1 へたどり着くことを現してます。

フォークのパターンとしては e3 にナイトがある時、g4 と f1 の駒にフォークがかかるというものですが、それは比較的イメージしやすいと思うので、Ng4 がどこを経由して f1 にたどり着くかイメージできるようにします。











コメント